磯部寛樹さんが、2023年3月12日 新CD「TORTURE CAPRICE Hiroki Isobe for solo guitar」
をリリースされました。
収録曲は磯部寛樹作曲 クラシックギターのための「拷問奇想曲」全13曲です。
磯部寛樹さんの新リリースCDを聞いた印象をここで小コメントさせていただきます。
寛樹さんはユニークな音楽活動を、毎年早いスピードで次々と行っています。今回の新CDリリースでは、次へのステップアップの結果を感じさせてもらいました。
寛樹さんの活動は、エレキギターの世界のメタル・ロックで始まり、それから長年多くの国内外名アーティストと熱心な勉強とコラボレーションしました。その活動と同時にクラッシックギターに興味が湧いてきて、西洋音楽家J.S.バッハからパガニーニとリストの音楽世界に深く馴染み込んで、クラッシック名曲をギターで演奏しました。さまざまな幅広い勉強が、寛樹さんの作品にそれぞれの影響を与えたと思います。
その結果が今回のCDリリースで、自分らしいユニークな響きとしてはっきり出ています。まさにこの度、寛樹さんのスタイルが生まれたのかも知れません。
拷問奇想曲 TORTURE CAPRICE
全13曲が全てクラシックギターのためのソロ曲です。各曲の演奏時間は約2分~10分まで。
パガニーニのヴァイオリンソロのための24曲のカプリースの影響を受けています。すべてはキャラクターピースで、ストーリーを持ったサブタイトルが付いています。また13曲全曲が「Torture」をテーマにしています。寛樹さんの技術的なスキルの長年のトレーニングの努力を表すのかもしれません。
全体のオーケストラールな響きが素晴らしいトレモロで出来ています。そのトレモロがスピリチュアルな雰囲気を思わせています。
- Aeration:
全体の作品の導入です。ミステリアス空気を持つ曲。闇の中のpianissimo、暗い空間現れる悪魔。 - The Brazen Bull:
即興的。古代ギリシャで設計された処刑のための装置。ファラリスの雄牛。 - Flash
永遠なフラッシュが与える苦しみをオスティナートで表す。
この曲の試聴はこちらから
名古屋しらかわホール Creative meeting with maestro kazuhito Yamasita 2021での演奏です。 - Witch Choker:
ミステリアス。黒ミサ。 - Witch Hunt Tarantella
大変魅力的な曲。フラメンコのようなタッチ。超スピード。 - Gravity Cat Suite I
- Suite II
- Suite III
- Spiral Suite I
- Suite II
- Suite III
バロックスタイルの影響、すべて踊りを表す。各組曲が決まった別なプログラムを持つ。第1番から第3番までクレシェンドとスピードで盛り上がりがる。 - Crucifixion variations
バロック音楽の影響を感じさせる。十字架前で聞こえる宗教音楽スタイルを模倣したポリフォニー。 - Vision
作曲家リストとスクリャビンの晩年スタイルを思わせる。神秘的で、未来に向かう空間。鷲の羽の上に乗って、もっと良い愛を込めた世界へ。。。。。
このCDのレイアウトが音楽の内容を良く表す美しいデザインになってます。正面に現れるブラック・ボックスにCDが入っています。
どんどんこのボックスが次々のアルバムリリーズでいっぱいなるように祈ってます。
リヒャルト・フランク
フライヤーはこちらからご覧ください。
アルバムの詳細はこちらからご覧ください
CDの購入は、磯部寛樹までご連絡ください。
メール:arpe79@gmail.com
電話:0774-69-1839
磯部寛樹のYouTube
磯部寛樹のInstagram
間もなくアマゾンからもご購入いただけます。
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